朝日連峰 朝日俣沢 岩魚止沢 (沢登り)

沢登り

2024 年10 月13 日~14 日
メンバー L.海老名、野口
 当初9 月に計画していた朝日俣沢は雨でやむを得ず中止。10 月にリベンジをした。朝日連峰の渓に泊まりで入るのは久しぶりである。朝日俣沢の出合までは1 時間半の登山道の歩き、入渓地点からしばらくは穏やかな河原状、上ノ大沢出合を過ぎると渓相は一変する。ゴルジュ帯が始まると次から次へと滝が現れる。登れる滝が多く初日は2 ヵ所程ロープを出した。幕場となる場所が少なく標高940m 付近くらいしか良い場所が無いとの情報を得ていたので幕場は940m 付近とした。しかしここも渓はそれなりに広がっているのだが、探しても2 人がゆっくり休めそうな場所はなかった。整地を行いなんとかビバーグ地を確保した。遡行の最中に沢山のキノコも収穫出来た。食糧は豊富なので焚き火を囲んでの豪華な食事となった。2 日目は行動時間が長くなるので4 時起床の6 時出発。あまり沢での早立ちはしないのであるが、今回は真面目に早起きをして行動した。とにかく滝登りの多い沢で遡行感は最高に気持ちいい。岩魚止沢に入るとメインの50m大滝が現れた。なかなかの迫力である。他の人がどう登ったかは今回見ないようにしたので登攀ラインも自分の感覚で見て決めた。2 ピッチの大滝登攀、1 ピッチ目は左壁バンドを右上してテラスに出てピッチを切った。2 ピッチ目は水線左壁を直上、途中ハーケンで2 ヵ所の中間支点を取り40m ロープを目一杯伸ばした。そう難しくはないが50m の大滝の登攀なかなかの迫力である。大滝を超えても連爆帯は続き気が抜けない。大朝日岳の稜線が近くなるもこれでもかこれでもかと滝登りが続く、もうほぼ稜線直下まで滝登りが続く様な感じである。最後は殆ど藪漕ぎも無く稜線に出た。大朝日岳の山頂に到着したのは13 時、幕場を出発して約7 時間。2 日間、晴天に恵まれた最高の遡行であった。朝日俣沢岩魚止沢、文句なしの三ツ星ルートである。

(海老名 誠)

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