裸山(会山行・スラブハイク)

沢登り

2024年11月4日(月・祝)
L曽我、中村、須藤、阿部、曽我

秋の会山行となるスラブハイク。連休の最終日に設定したが、前半のお天気が芳しくなく、これは中止もやむなしか・・・と思っていたところに、急激に天気が好転。山行日和が期待できるコンディションに変化。直前になってみないとわからないものだ。

当日集合場所に集まってみると野口だけ時間になっても現れない。心配になりメッセージを送ってみると、まさかの今起きたとの返事!仕方がないので、除くメンバーで先行し、野口には追いかけて合流してもらうことに。

駐車地点から登山口まで短い国道歩き

明瞭な登山口から歩き始める。少し歩くとすぐに堰堤に行き当たり、沢を挟んで反対側へ渡渉。そして堰堤上へ上がるのだが、くねくねと上部に続く魚道を進むのが面白かった。魚道は完全に枯れた状態だったが、過去にはここを魚が泳いで上流を目指していたのだろうか。

くねくねした魚道を辿り登る

堰堤上で休憩していると、野口から無線が入る。駐車地点まで辿り着き、これから出発するとのこと。無線機はいわゆる免許の不要な特定小型無線だが、谷間まで電波が届くことに驚きだ。堰堤を高巻いてから標高を落とし、支沢に入渓。水流はそれほど多くはないがそのため泥っぽい水が続いて滑る滑る。そうこうしているうちに野口が早くも追いついてくる。これで予定のメンバー全員が揃った。

堰堤上で休憩中

支沢は登るにつれ徐々に水流が弱くなり、草付きに変化し始める。さらにそれも枯れ始め、スラブ帯に変化していった。スラブは出だしから傾斜がそこそこあるが、比較的ゴツゴツとした岩でラバーソールがよく効いた。少しして草つきがルートを二分するような箇所に行き当たる。ここでは山頂に向けて左手のルートを取ったが、どうもここで道を誤ったらしい。一般的には斜度の緩い右手のルートを取るべきところだったようだ。

スラブ帯に入る。稜線は思ったより近い

テラスで休憩をとりながら、この後に進むルートを再確認する。とはいえ見通しはよく効くので、急傾斜を恐々登りつつ、時折斜度の緩いところでトラバースしながら進む。最後は青空に向かって突き上げるような形で尾根に詰め、山頂までのわずかな距離を藪漕ぎして登頂。山頂は薮に囲まれていたので少し離れた見通しの効く場所で休憩。

下山は北東の稜線をたどる。なかなか藪が深く下降点が見通しづらいが、諸先輩がたは適宜立ち止まって地形を読みながらガツガツと降っていく。心強い。それほど時間もかからず、支沢に辿り着く。

下降点の見極めが難しい

支沢は上りで使った沢よりもだいぶ水量が多かった。天気が良いとはいえ、あまり濡れたくはなかったが、足を滑らせてガッツリ水に浸かってしまう。そこからは諦めてじゃぶじゃぶと水遊び。休憩を挟みながらしばらく歩くと、登りで高巻いた堰堤が現れる。あとは行きに使った道を戻るだけ。

さすがにこの時期に濡れると寒い

結局ロープは使わずじまいで歩荷に終わった。しかし久しぶりの快晴の登山、会の諸先輩がたと一緒に登れたことが良かったし楽しかった。そしてやはりルート読みは難しい・・・。下降点が特に。地図読みしっかりできるようにならないとなぁ。(曽我)

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