2025年1月5日 曇り時々晴れ
メンバー:Ldr 木嶋、杉田、曽我、野口(記)
1/4の大渚山に続き、1/5は一難場山へ
昨晩はおもしろい宿に泊まった。それは文末に
一難場山(標高1,518m)は、長野と新潟の県境の山で、白馬岳-白馬乗鞍岳を結ぶ稜線の延長上にある新潟の山である
南北に伸びた壁のような稜線上に山頂はある
今回はその壁の西側(北西面)を登り滑った
6:40 木地屋民俗資料館あたりから出発
周りに車はなく、トップバーターのようだ

木地屋川沿いに登り、平坦になったあたりで渡渉点を探しウロウロする

結局スノーブリッジは見つからず、水深5cmほどの沢を渡る

落差があったため足元にステップを作り、沢にそっと下りて渡った
渡り切った直後くらいに4人組みの後続パーティーが対岸に現れた
「ここ渡ります?」と聞いたら、「いえ、渡れるところを探します」と即答
(そんなとこ渡るかい!)と顔に書いてあったような気がして若干腹立たしい
ウロウロして遅くなるがよい、と念じておいた
9:00 平野を過ぎ、山を登り始める
先ほどの後続パーティーが追いついてきた
曽我さんが「渡れるところありました?」と聞くと、あったとのこと
念が弱かったようだ
では、ラッセルを交代してもらおう
徐々に傾斜は強くなる
先行パーティーに強者がおり、その方がトップになるとあっという間に置いていかれた
ラッセルをしつつすごいスピードて登っていく先行パーティーのトレースが非常に登りやすい。傾斜が一定で無理な切り返しもない
彼らは一難場山を越え、その先の蒲原山を踏み、山の向こう側へ滑り降りるという
下山後に、ちょうど車を回収に来たその強者に話を聞けた。彼は地元民で、一難場山は今年8回目だそうだ
なるほど、我々が苦労した渡渉点は彼にとっては「もうちょっと先に渡れるところがあるのにー」という感じだったのだろう




11:50 一難場山に登頂
山頂は平坦な稜線上にできたリーゼントみたいな台地の上だった
シールはつけたまま、斜度があるところまで戻る
さあ滑走だ

登っているときは、昨日の大渚山のもっちり雪と同じかなー、滑らないんだろうなー、と思っていたが
いや良い!雪質が良い!
登りで苦労した斜面がまた丁度良い斜度で、なんだか滑りが上手になったような錯覚を覚える
木嶋さんは自分のシュプールを写真に収め悦に入ってた(笑
杉田さんも「気持ちいいねー」とご機嫌
曽我さんなどは滑りながら叫んでいる(これはいつもどおり)
皆で「いい!いい!」と騒ぎなら気持ちよく滑走すると
13:40 あっという間に渡渉ポイントまで戻ってきた
終わりが見えてきたのでちょっと休憩

いつも山スキーの最後に滑る林道は、ストップ雪のせいか太ももがパンパンになることが多い
今回は驚いたことにスイスイなのである。高速道路である
北面だとこうなのか?雪質がよいとこうなのか?
15:00 たいてい車に戻る頃にはヘトヘトになるのだが、今回は皆、顔が笑顔のまま帰り支度を済ませ風呂へ向かった。
memo:ひすいの湯(糸魚川温泉) \900
ちなみに昨晩泊まった宿はこちら
古民家noie梢乃雪 古民家のゲストハウス
薪ストーブがあり、看板犬がおり、フレンドリーな宿の方や宿泊者みんなでご飯を作り、囲炉裏でワイワイ食べる
そんなゲストハウスでした
スキー客を相手にした宿ではないので乾燥室などはなく、濡れた衣類は薪ストーブの近くか部屋に干す感じ
スキーなどは持ち込めない(置く場所はない)
スキー場近くの宿に比べ機能的ではないが、そこで働いている方(元は訪問客)の、力は抜けているが暖かい接客が心地よかった
リピーターが多いらしく、そのほとんどが関東からのお客さんだった
初めましての方々との会話が苦でないなら、泊まってみることをお勧めする

上には宿泊客用の湯たんぽ


コメント