2025.7.26
Lの、あ、そ(記録)
まだ7月だというのに連日猛暑が続く。沢登りは猛暑でも比較的快適な山行形態と言えるが、問題は下山の際に登山道を歩かなければいけないというところ。そんな中、Lのから下山の登山道を回避するルートを提案いただいた!佐梨川灰ノ又を遡行し、明神峠には詰め上げず、途中の左股からダイレクトに枝折峠登山口に詰め上げるというルートだ。登山口がゴールになるという変わった・面白い計画に飛びついた。直前であさんも加わり、賑やかに行動開始。この後訪れる悲劇も知らずに・・・。
まずは車両を枝折峠に回す。駐車場はほぼ満車のところ、隙間に滑り込ませる。これから行動開始するだろう登山者を横目に入渓ポイントへ。邪魔にならなさそうな場所に車を停めて行動開始。しばらく林道を進み、ちょうど終点となるポイントにある堰堤を渡って入渓となる。

しばらくは幅広な川を気持ちよく遡行・・・も束の間、なんだか虫が出始めた。メジロアブである。躊躇しているうちに集団にまとわりつかれる。慌ててバグネットをかぶるが、服の隙間を狙って刺しにくる。急いで進んでもずーっと集団でまとわりつかれるのには閉口した。もはや我慢比べ。容赦なく始末しながら進んでいくと、多少は集団の数が減っていくのを感じた。やはり標高を上げるしかないようだ。

北沢の出合いを灰ノ又へ進む。ようやく小滝が現れ始め、大きな滝は適宜ロープを出しながら進む。沢筋は今年の雪によるものか、降水による物なのかわからないが倒木がかなり多く、あれ気味な上に、一部雪渓が残っていた。通過が難しいわけではなかったが、少し緊張した。



核心は670m地点の5m(?)滝だ。高さはそれほどでもないが、泥壁なので上がるに上がれない。最終的に倒木を倒してそれを足場としてLのが登り切った。パズルのようにルートを考える楽しい地点ではあったが、本来はもっと手前から高巻きする場所だったのかもしれない。

その後は小滝をこなしながら、780mの出合い地点を右岸へ進む。地形をその場で確認しながら効率の良いルートを取ろうとするが、谷間のルートは泥碧の枯れ滝にぶち当たってしまい、あさんのアドバイスもあり尾根筋へとルート変更。ブナや椿(チャドクガがいないことを祈りつつ)を掴みながら進むが、この詰め上げがなかなかの斜度でスリリングであった。


小休止を挟みながら詰め上げると本当に駐車場の真下に出てしまった。残念ながら他の登山者はおらず(?)。そしてここで遡行終了&下山完了を迎える。なんという効率的な遡行だ!とは思うが、この時期はもういいかな・・・。

今回の反省点。
・手袋は指先・腕まで完全に覆うものを用意しよう。
・メジロがで始める前にカッパを着ておこう
・メジロが出る山域の遡行はそもそも控えよう(←最重要)
とにかく、メジロアブの大群が記憶に残る楽しい遡行であリました。

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