2026年7月17日~19日
メンバー:M、他2名
10年ぶりのみちのく虎毛山塊、シーズン初めの足慣らしで行ってきた。
ルート:湯の又沢沿い高松山への登山道を登り稜線から赤湯又沢下降~虎毛沢遡行~虎毛山山頂手前で稜線登山道~虎毛山山頂往復~赤倉沢登山道を下山
7月17日(曇り時々小雨)
下山口に車を1台デポし登山口へ。下山口の林道がやけに荒れている。土砂が斜面から流れ出ている箇所が数か所、轍が無かったら入るのを躊躇するくらいだった。後で知ったのだが現地では5日前に200mm/日以上の記録的降雨があった。道理で沢の水量は多く崩れた跡も多数あったわけだ。
湯の又沢林道入り口に車を止め出発するとすぐに林道崩壊の工事現場で高巻きだ。でもこの林道、治しても使い道は無さそうだが。やたら蒸し暑い林道歩きから沢沿いの登山道へ。この登山道、所々にピンクテープはあるのだが最近ほとんど歩いた形跡がなく半分藪漕ぎ状態で不快この上ない。早々に沢歩きに変更。沢はナメが続きずっと快適だ。

沢から離れ尾根登りになると登山道は半分藪漕ぎ状態、晴れれいなくて良かった。稜線に着くと小雨が降ってきた。稜線の登山道も藪に隠れている。後で知ったのだが虎毛山~高松山の縦走路は最近の熊騒動で手入れできないので閉鎖になっていた。

稜線から赤湯又沢右又での下降はちょっとの藪ですぐに沢地形になり快適に降れる。それにしても水量が多い。記録的大雨の後は水が引くのに時間がかかるようだ。標高800mで右岸から入る支沢が赤湯又沢の名前の由縁であろう、沢底は真っ赤で沢水全体が温泉で浸かるのにちょうどよい温度である。その後の本流の水温は高く温水プール並み、雨降りの沢でも寒くなく快適だ。代わりに岩魚は期待できない。10年前にクライムダウンした滝は水量が多く瀧脇の木の根にぶら下がって降る。

左俣を過ぎるころから至る所に温泉が湧き湯気が立っている。今日の泊りは10年前と全く同じ670m付近、河原を掘れば湯舟ができる・・・掘るのが大変なので半身浴にとどめる。断続的に小雨は続くもブナ林の下で快適焚火の夜を過ごす。ここでカメラが湿気でレンズが曇りダウン、その後も復活せず以降はバッテリーを気にしながらポツポツしか撮影できず。
7月18日(霧雨時々小雨)
一晩中続いた雨で諦め気分で起きると意外に増水していない。天気予報は1日雨、とりあえず虎毛沢まで行ってみてダメなら引き返すことで出発。見覚えのある滝場を過ぎ虎毛沢出合。出会いはド迫力あるゴルジュと滝(写真無し)、滝上を渡りヘツれば行けそうだが落ちたら渦巻く釜に巻き込まれるのは必至。ロープを出しても意味はない。簡単に巻けるので命の危険を冒すべくもない。

虎毛沢は出合のゴルジュを過ぎると渓相が一変、穏やかな流れにグリーンタフのナメが続くデート沢になる。時々現れる一見難しそうなゴルジュも難なく通過でき快適そのもの。亀甲模様のナメも見事だ。

さて、本命の岩魚君はというと・・・ナメが続く渓相ではなかなか期待できなかったが大物を数匹ゲット。十分今晩の宴に添えることができた。700m付近のブナの段丘で今晩も快適焚火。

7月19日(曇り時々霧雨)
相変わらずの曇天の中を出発。渓相はといえば昨日のようなグリーンタフは終わり、茶色くヌメリ系のどこにでもある低山の沢に変わる。それでも適度にに出てくるナメ滝は快適に越えられる。

詰めは左俣から1220m付近の稜線へ大した藪漕ぎもなく抜ける。時間もあるので虎毛山山頂を往復して下山する。下山路の赤倉沢にかかる橋は先週の大雨で流され、沢もかなり荒れていた。昨今の気候変動はもう後戻りできないようだ。(M)

コメント