井戸小屋沢右俣(沢登り)

沢登り

2026.08.16(日)晴れ時々曇り
メンバー:LE比名、野G、曽G(記録)

  • 07:00 登山口駐車場
  • 07:10 入渓
  • 08:00 関越トンネル換気塔
  • 08:20 オキドウキョ(瀞・小滝突破・大休止)
  • 09:10 井戸小屋沢出合
  • 11:50 右俣・左俣出合
  • 13:45 稜線(吾作新道・登山道合流)
  • 15:50 登山口駐車場

昨年行きそびれてしまった井戸小屋沢右俣へ。登山口手前の駐車場に車を停めた時点では先行車は1台のみだったが、準備をしているうちに最終的には4〜5台が集まってきた。万太郎山への一般登山者かと思いきや、後々見る限りおそらく全員沢登り目当てのパーティーだったようだ。

準備を整えて出発。一番手前のスリット堰堤から入渓したが、前回の記録を振り返るともう一つ先の堰堤から入渓していた。入渓してしばらくはゴーロ歩きと平坦な河原歩きが続く。前年秋に歩いたときと比べると水量はやや少なめな印象。堰堤を越えてもしばらくは険しさもなく平凡な河原が続く。水はそこまで冷たく感じず、魚影やぬめりもあまり見当たらない。

しばらく歩くと関越トンネル換気塔が視界に入ってくる。山奥に突如そびえ立つこの巨大建造物は、相変わらずいつ見ても圧倒的な威圧感と不気味さがあり、怖さを感じてしまう。その換気塔を横目に少し進むと、オキドウキョが現れる。前回は季節が秋で水が冷たすぎ、すぐ上の巻き道を使ってパスしたが、今回は真夏。「せっかくだから突っ込もう!」というE比名さんに乗っかり水線突破にチャレンジすることにした。

淵の泳ぎの準備をしていると、後続の3人パーティーに追いつかれたため先行してもらう。そのうちの若い細身の女性が非常に泳ぎも足取りも達者で、ガンガン水流をものともせず進んでいく姿に驚いた。先行パーティーが取り付いたのを見届けてから、こちらも淵へ飛び込む。真夏とはいえ、首まで水に浸かるとやはり冷たさが体に響く。なんとかへつり気味に進もうと試みるが、水流の強さと両岸のホールドの乏しさに阻まれ、結局ドボンと水に浸かりながら進むことになった。

最後の小滝手前の淵に取り付くが、先行するE比名さんも野Gさんもなかなかの苦戦を強いられているのが見て取れる。お二人が突破したのを確認し、自分も泳いで取り付く。しかし滝の直前になると水流が一段と激しくなり、強い水圧で押し戻されてなかなか前へ進まない。なんとか足掛かりを見つけて体をグッと押し出し、滝の真下のホールドを捉え、滝を潜り抜けて突破した。その際、落ち口からE比名さんが垂らしてくれていたお助け紐が目に入り、無我夢中で掴んでしまった。ここは少し悔しさが残るポイントとなった。

オキドウキョを突破し、滝の上で大休止。しかし首まで浸かったことで体が芯まで冷え切ってしまい、若干低体温症気味になってしまった。陽の当たっている温かい岩の上に寝そべり、しばらく体温の回復を待つ。このときレインウェアを着るべきだったのかもしれないが、全身ずぶ濡れの上からカッパを着る不快感が嫌で結局着ずに過ごしてしまった。

体温が戻ったところで行動再開。オキドウキョを抜けて少し歩くと、左岸から井戸小屋沢が出合う。出合直後はチョックストーンが挟まっていて少々登りにくいが、これを越えると一気に斜度が立ち上がり、いよいよ沢登りの渓相へと変わる。しばらくは快適に登れる小滝がテンポよく連続し、ロープを出すほどではないものの小気味よく直登していける。渓の雰囲気も非常に明るい。

途中に現れた20m大滝と15m滝ではロープを出した。野GさんとE比名さんに1本ずつリードしていただき、自分はセカンドで登攀。その後も登れる滝を順調に越えていく。最後の二俣(右俣・左俣出合)に到着。左俣へ進むと一気にグレードが上がって厳しくなるとのことだが、今回は予定通り右俣へ進路を取る。右俣に入ると徐々に水線は細くなり、周囲から草木が被り始める。しかし、稜線への詰めまで激しい藪漕ぎに苦しめられることもなく、最後はあっけないほど素直にストンと登山道の稜線に飛び出すことができた。非常に快適な詰めだった。

稜線に抜けると風がかなり強く、谷川岳のオキトマ方面はガスに覆われていた。しかし目の前に聳える万太郎山はゴツゴツとした力強い山容を見せており、そのうち一般道の尾根歩きで登ってみたいと思わされる良い景色だった。

装備を解除し、下山を開始。稜線上は風もあって涼しく快適に下り始められたが、樹林帯に入った途端に風がピタリと止まり、猛烈な蒸し暑さに襲われた。熱中症になるほどではなかったものの、やはり真夏の低山・里山歩きである・・・。それでも全体のペースとしては順調で、最終的には登山計画書の予定よりも40分ほど早く下山を完了することができた。

下山後は温泉で汗を流し、帰り道で見つけた中華料理屋に立ち寄って食事をとって帰路についた(中華料理の味は割と普通だった)。

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