谷川岳 万太郎谷本谷(沢登り)

沢登り

2025.10.7(火)曇り後霧雨 〜 8(水)晴れのち曇
L曽G(記録)、野G

個人的に今シーズンの集大成、万太郎谷本谷遡行チャレンジ。
まずは吾作新道登山口に向かう。途中、下山後の車両回収のための歩きの距離を少しでも短くするため、土樽駅に折り畳み自転車をデポ。その後、登山口に向かうが途中で路面がえぐれていたので無理せず手前に駐車。

すすきが真っ盛りな登山道を歩く

07:00頃、装備を整えて出発。スリット堰堤までは登山道歩きでサクサク進む。堰堤が先に見えたところで左岸より入渓。過去の記録と踏み跡を見つつ、右岸より巻いた。踏み跡が目立っており、登山道のような道で少し遠回り気味だが楽に堰堤を越えられた。ここからは広い河原歩き。途中、直線的なショートカットを狙って右岸の小さな支沢に入るがすぐに枯れて藪道歩きとなる。普通に本流沿いに歩くべきだったが、こういうのも楽しい。

スリット堰堤。がっつり埋まっているので右岸へ

08:30頃、関越道の通気口のそばで大休止。なかなかお目にかかれない、山の中の巨大構造物ということで楽しみにしていたが、いざ目の前にすると低い唸るような音とともに異様な圧迫感があって恐ろしい。自分は巨大構造物に対しては好きと苦手の感情が混在している。怖いもの見たさというやつか。よほど自然のほうが恐ろしいはずなんだが、人間の手で作られているとんでもないものというのが恐ろしさを増しているのかもしれない。

この場所には不釣り合いな構造物

08:50頃、オキドウキョの入り口に到着。これも楽しみにしていたが、水量は多め。覗き込んではみるがへつれそうな手・足場は見当たらず、といってここを泳ぎで突破するのは低体温症リスクしかない(そもそも今回は泊まり沢なのでできるだけ濡れたくない!)。ということで素直に巻くことに。右岸を高巻くとまるで登山道のような踏み跡が。すんなりとオキドウキョの落ち口まで到達する。落ち口は真っ逆さまというわけではなく、岩の配置的に登れそうな雰囲気だ。真夏に水流を浴びながら登るのが楽しそうだ。

泳げばとっても楽しそう
落ち口。ずぶ濡れになるけどそれほど難しくはなさそう
美しい釜が連発
小滝を左岸から巻く

11:20頃、本日のハイライト、一ノ滝に到着。高さはそれほどでもないように感じるが幅がでかい。そして岩がヌメヌメ。野Gにリードしてもらうがあまりに悪く断念。右岸を巻く。巻きもあまりよろしくなく、ロープを出してツルベで登る。2ピッチ目を越えたところでトラバースして沢床が見える位置まで降りるが、ここで曽Gが手に掴んでいた枝が折れ、沢床近くまで落下。距離にしたら2m程度だったと思うが、落ちた場所が藪で覆われており、クッションとなったので特段怪我をすることもなかった。落ち口が見えたところで完全に油断した・・・。かなり悔しい凡ミスだった。落ち口を覗き込むがやはり岩はしっとりとしている感じで、突破は難しい印象だった。なお沢床に降りたのは13:10頃だった。

一ノ滝全景
このあたりで断念、引き返して高巻く

13:50頃、二ノ滝に到着。左岸がちょうどよい階段状になっているのでこれを巻く。

二ノ滝。左岸を高巻く。晴れてきた

14:20頃、1150mの幕営ポイントに到着。事前の調査通り、右岸を少し上がったところにフラットなスペースがあり、そこにテントを張ることとする。野Gが整地のために葉っぱを集めてくれたり、薪木を集めてくれたり・・・おんぶに抱っこである。ありがとうございます。焚火を始めたあたりで少し風が強まり、霧雨の様相。服が乾いているんだか濡れているんだかよくわからなかったがやはり焚火は暖かかった。食当としては軽量化と簡便のためレトルトカレーと簡易メシになったが、米の量を多めにしたので満足であった。21:00頃就寝。

濡れはしたが凍えるほどの寒さはなかった

2日目、まだ暗かったが朝食と撤収の準備。撤収を終えるころには十分に明るくなり、06:00頃行動開始。

06:30頃、三ノ滝に到着。ちょうどここが三俣の入り口になるはずだが奥の滝は見えなかった。まずは下段を野Gがリード。取り付きから垂直で、しかも泥壁なのでだいぶ苦戦したようだ。曽Gもセカンドで登るが最後の部分はゴボウさせてもらった。上段は水線沿いに行けなくもない印象だったが、水量が多いのと水が冷たすぎるので右手に見える細い支沢を目指す。曽Gがロープなしで先行して最初は直登しようとするが、足が悪くずり落ちる。その後、左手から繋がっている細いバンドを辿ってずぶ濡れに。明確な支沢になってからは足が決まり、楽に登れた。灌木が出てきたところで左手にトラバースし、うまいこと滝の落口近くに降りれないか見渡すが、結構な落差があるのと、先に進んでも藪が濃くなるだけな模様。懸垂下降して08:50頃、沢床に復帰。

三ノ滝下段
三ノ滝下段リード中。上段は撮影する余裕がなかった・・・

09:00頃、最後の二俣を左岸(向かって右)へ。このあたりまで晴れていたのだが、だんだんと雲が出始める。案の定、稜線はすでに雲の中。1時間も歩くと完全にガスの中を歩いている形で、景色なし。大きな藪漕ぎもなく、楽に稜線に近づけ、12:00頃、登山道に合流。ガスの中、肩ノ小屋が目の前に現れる。小屋前で休んでいる人が数人いるくらいで、さすがに平日なのでそれほど人はいないのかなと思いつつ小屋の東側に回り込むと、目の前にはとんでもない人が・・・。50人以上はいたと思われる。さすが谷川岳である。人も多いし景色もないので山頂は目指さず、装備解除して12:30頃下山開始。1700mくらいまで降りてくるとガスも抜け、景色を楽しみながら下山。14:00頃ロープウェイ駅に到着。

晴れてきたか?と思いきや
小屋はガスの中、そしてこの人数である

そのままロープウェイに乗って降りたところで、土合駅の電車が17:57まで無いことが発覚。まるまる3時間空き時間が発生してしまった。前後の時刻表をしっかりと確認しておくべきだった。ここで野Gがヒッチハイクを敢行。何台か停まってくれるも皆さん関東方面ばかり。実のところヒッチハイクは難しいだろうと思っていたのだけれど、皆さん思った以上に優しく、人の心を感じた。曽Gはこの間疲れて寝てしまっておりました。大変申し訳ないです。最後に停まってくれた沖縄ナンバーのお兄さんに土合駅まで乗せて行ってもらう。

長い長い電車待ち

曽Gにとっては初めての土合駅。おしゃれなカフェで一服しつつ電車を待つ。到着時間が近くなり、地下へ降りる階段へ向かうと、ちょうど対抗の列車が通過?したようで、通路に突風が吹く。油断するとひっくり返りそうなほどの風量で驚いた。長ーい階段を下り、来た電車に乗り込む。車両は近代的で急に現実に引き戻されたような感覚になる。ものの10分で土樽駅に到着し、残すミッションは車両の回収だが、18:00を過ぎまわりは真っ暗。しかも小雨が降っている。笛をありったけ吹きつつ、野Gから受け取った鉄砲(おもちゃ)を乱射しながら必死に自転車を漕ぐ姿は、かなり異様だったと思われる。18:30頃、無事車両を回収し土樽駅で野Gをピックアップ。腹が減り過ぎてラーメン屋に駆け込み、大盛り注文するが、腹が爆発しそうになる。その後風呂入って帰宅。

初体験の土合駅、楽しめました

全体的な感想としては遡行はできたものの、一ノ滝を巻いた後の滑落も含め、自力でという点については未熟さを思い知らされた。いずれ天候の良い晩夏あたりにリベンジしたいところ。その前にジムトレーニングをサボらず行って来春までに5.10dくらいまで登れるようになっておきたい。

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