焼山(山スキー)

山スキー

2026.3.14(土)曇りのち快晴、下山時ガス・小雨
曽G(記録)、S藤

事前の天気予報は終日曇り。決行するか迷う状況だったが、S藤さんの「予報と異なり妙高側に向かって晴れることが多い」という経験則を信じ、予定通り山行を決行することとした。

歩き出し。朝日が登り始めるがまだガスの向こう側

早朝、出発準備の段階で頼れるS藤さんがストックを忘れたことが発覚。自分はウィペット1本と通常のストック1セットの計3本持ってきていたので、1本はお貸しすることでなんとかなる。問題はもう1本だが、脳みそフル回転でどうにかならないか考えたところ、車に積んであったスノーブラシがおあつらえ向きの形状をしている。スクレーパー部分を外し、ガムテでバスケット状に加工して乗り切ることとした。

特製ストックの完成

05:00頃出発。早朝は曇り+小雪混じりの雨模様で、やはり予報通り、今日はあまり期待できないかなと思っていたが、よく見ると上空が抜け星空が見え始めている。いつもの林道を詰め、標高を上げるにつれて雲を抜けていった。S藤さんの言葉は見事に的中し、07:20頃、アマナ平に到達する頃にはすっかり快晴に。風もほぼなく、これ以上ないコンディションだ。

徐々にガスが抜けていく
焼山を正面に見据える頃には雲ひとつない快晴に

09:30頃、快晴のなか大曲を通過。1800mを超える焼山は未知のゾーンだ。ここまで続いていたトレースは藪の中に消えた。おそらく高松山方面に向かって滑走したのだろう。我々はこのまま山頂を目指すこととする。いよいよ斜度もきつくなり、2000mを超えたあたりの岩陰でスキー板をデポし、そこから先はアイゼンとピッケルを装備する。かなり斜度があり(40度以上?)、膝まで埋まる雪に苦労する。固めの氷化部分を狙って楽に歩きたいが、見極めが難しい。自身の体力不足と雪稜への不慣れさによるメンタル低下でペースが落ちる。何より2000mを超えてからの残り400mが長いこと長いこと・・・。かなりメンタルを削られた。それでも快晴に助けられながら歩みを進める。

北面台地が徐々にガスに覆われていく

12:40頃、結局想定より1時間近くオーバーして、念願の新潟焼山の山頂を踏んだ。山頂は完全に雲を抜け、360度遮るもののない最高の景色が広がっていた。眼下の雲海の中に山々がよく見え、苦労した分の感慨はひとしおだった。ここで大休止。

北アルプス

13:10頃、山頂出発。登りと違い下りは足運びに苦労する。雪が柔らかめで助かった。カチカチだったらかなりの緊張を強いられただろう。13:40頃、あっという間にスキー板デポ地点に到着し、滑走準備をする。

14:00頃、いよいよドロップイン。出だしは谷に挟まれた狭い台地状で斜度もあり苦労する。藪を超え広い台地に出てからは、出だしこそ雪がやや重めではあったものの、快適にスキーを走らせることができるパウダー!あっという間に1542mの鉄塔が見えてくる。向かう先にもっと良いルートが見えたが、溶岩の走路の谷を登り返したくはなかったので、大人しく往路を忠実に辿ることにした。

14:15頃、大曲を通過。台地取り付きまで戻るとあたりはすっかりガスの中に入ってしまった。小雨混じりで雪も視界も悪く、ここから先は完全に消化試合に。それでも、ストップ雪にならなかっただけマシだったかなと思いながらひたすら高度を落とす。

15:30頃、無事に下山。往復距離21.5km、累積獲得標高2159m。久しぶりのロングツアーは歯応えのある山行だった。それにしても、S藤さんはこのスノーブラシストックで焼山の長丁場を登り切ってしまったのだから、さすがとしか言いようがない。

あまりの長さ・遠さに、しばらくはもう行かなくて良いかなと思わせる山行だったが、記録をまとめる頃にはまた行ってもいいかなと思ってしまっている。登れてよかった。良い山でした。

雲海から突き出す雨飾山

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